もともとの健康保険証も使えますよ!
マイナポータル「よくあるご質問」より
マイナンバーカードの健康保険証利用のメリット5つ
①医療機関や薬局で薬剤情報を確認できる
自分が飲んでいる薬を正確に覚えている人は少ないですよね。
お薬手張もありますが、もらった薬すべての情報を貼っていなかったり・・・
お医者さんが薬剤情報を確認できれば、薬の飲み合わせが悪かったり、過剰に薬が出されたりすることが減りますね。
②マイナポータルで、過去の「薬剤情報」「医療費」「特定健康情報」が閲覧できる
自分の医療関係の情報をいつでも確認できるのは嬉しいですよね。
去年いつ病院へ行ったか忘れてしまいますもの。
③医療機関・薬局で限度額以上の一時払いの手続きが不要に = 「高額療養制度」の申請が不要
「自分は不調が無いから入院なんて関係ない!」と思っていても、病気になったり、思わぬ事故で入院したりすることがあります。
今までは事前に手続きをしないと、費用が高額な場合でも、その場で支払う必要がありました。
お金に余裕が無いと大変ですよね。
母が入院した際は、10日ごとに百万円単位の請求が来ていましたorz・・・
父が支払関係の対応をしてくれていたのですが、高額療養費制度を知らず「家を売らないといけないかも・・・」と思っていたそうです。
私は父が高額療養費制度を知らないとは思っていなかったので、大金を支払っているとは知りませんでした。
お医者さんが母の治療方針の説明の際に教えて下さり、やっと限度額までの支払になりました。
ちなみに支払の受付をしてくれた方は、高額療養制度について一切教えてくれなかったそうです。
マイナンバーカードを健康保険証として利用すると「オンライン資格確認」で「限度額適用認定証」を自動適用してくれるため、窓口での支払いが自己負担限度額までになります。
いざという時の備えのため、登録は絶対にしておいたほうがイイと個人的には考えています。
ただ、まだ全ての医療機関でマイナンバーカードを健康保険証として使えないので注意してください。
- 2021年10月20日から一部の医療機関で適用開始
- 2023年3月からすべての医療機関で適用
もしマイナンバーカードを健康保険証として利用していなかったら・・・
市区町村へ「高額療養制度」の利用申請をし、後日「自己負担限度額」を超えた額が払い戻されます。
しかし、払い戻しとは言っても、一時的に窓口で支払わないといけません。
民間の医療保険に入っているから大丈夫だと思われる方もいるかもしれませんが、保険会社によって保険金が支払われるまでにかかる日数はまちまちです。
最近は早くなってきたと言っても、1ヶ月以上かかったと聞くこともあります。
どうせ戻ってくることになるなら、最初から「自己負担限度額」だけ支払いたいですよね。
マイナンバーカードを健康保険証利用して、いつでも「限度額適用認定証」が自動適用されるようにしておきたいですね。
④確定申告の作成時、「医療費控除」が自動入力できる
所得税の確定申告で申告する「医療費控除」が、マイナポータルから自動入力できるようになりました。
医療費控除のエクセルシートに、いつ・どこで・何円支払ったとの入力が不要になります。
うっかり通院したことを忘れてしまったり、領収書を無くしたりしても、自動入力なら申告漏れがなくなりますね。
⑤就職・転職・退職・引っ越ししても、協会けんぽなどに届出すれば継続して健康保険証として使える
就職・転職・退職・引っ越ししても、協会けんぽなどの保険者に健康保険申し込みの手続きをすれば、継続してマイナンバーカードを健康保険証として利用できます。
私は派遣で働いているのですが、派遣先の切り替わり時に病院に行きたいとき保険証を使っていいか心配だったり、保険証が届いていなかったりで困ることがありました。
継続して使えるマイナンバーカードは便利だと思います。
<よくある質問>
転職や退職をしましたが、再度マイナンバーカードを健康保険証として利用するための登録が必要でしょうか。<答え>
いったん登録を頂きますと、転職や退職によるともなう、再度の登録は必要ありません。ただし、保険者への加入の届け出は、引き続き必要です。マイナポータル「よくあるご質問」より
マイナンバーカードの健康保険証利用のデメリット2つ
①2022年4月1日から窓口負担が上がる(見直しを検討中)
2022年4月1日から令和4年度診療報酬改定で、健康保険証利用したマイナンバーカードで病院や薬局を利用すると、診療加算されることになりました。
自己負担3割のケースで初診時に21円、再診時に12円、調剤で9円の負担増になるようです。(1ヶ月)
多いと考えるか、ネットワーク構築に必要な経費と考えるか・・・
ですが、あまりに不評すぎて参議院選に影響が出ることもあり、見直す方向で検討中のようです。
②セキュリティー面に不安がある
1つのカードで色々な公的証明書を詰め込むと、紛失した時のリスクが大きいです。
また、利用する医療機関・薬局で個人情報を扱う際のネットワークが安全か不安があります。
政府広報オンラインでは、安全性をアピールしていますが・・・
マイナちゃんの「マイナンバー制度の安全対策紙芝居」(2024.03:ページが無くなったみたいです)
今後の見通し
2022年6月の政府が経済財政運営の指針には、
- 将来的には現行の健康保険証について「原則廃止を目指す」
- 2023年3月からすべての医療機関や薬局でマイナンバーカードの保険証利用可能の義務づけ
- 2024年度中 健康保険組合など「保険者」が、健康保険証の発行可否を選べる制度の導入
とあります。
いずれ、健康保険証は廃止され、マイナンバーカードを健康保険証として利用することになるでしょう。
デメリットもありますが、今までの健康保険証も使えますから、マイナポイントをもらえる今のうちに利用登録をしたほうがお得ですよね。
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ちょっと面倒だけど後々登録が必要になりそうなので、さっさと登録してしまいましょう。 マイナポイントHP(2024.03:HP閉鎖したみたいです) もくじ1 マイナポイントとは?2 まずはマイナ ...
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